11月 04 2023
TA-S6|紙幣搬送ベルト|ポリスプリント
ニッタ株式会社製品 ポリスプリント(PolySprint)TA-S6 ・ ポリスプリント専用工具使用方法のご紹介となります。
製品特徴
当製品はベルト表面が青色の湿度環境変化等による伸縮がなく、耐屈曲性に優れ、高い寸法安定性を持ったニッタ株式会社製の搬送ベルトとなります。ポリスプリント専用工具を使用することで、接着剤が不要・経験が少ない方でも簡易エンドレスが可能なベルトタイプとなります。
ポリスプリント専用工具とは
ポリスプリント専用工具とは、約5種類の工具を使用してニッタ製ポリスプリントベルトを「短時間」・「経験不要」・「接着剤不要」を実現可能としたフィンガーエンドレス専用工具となります。ポリスプリントはパチンコの紙幣搬送コンベア・印刷工場におけるコンベア・サックマシン等に使用される事が多く、各地方のお客様・エンドレス業者の中でも幅広く愛用されております。
ポリスプリント専用エンドレス工具の使用方法
1.ベルトを任意の寸法にて設定しフィンガーパンチャー FP30-10-50Nでベルト本体をフィンガー(ギザギザ)に1発で打ち抜きフィンガー継ぎ手を製作する工具となります。
※フィンガーパンチャー(FP30-10-50N)は、ベルト幅10~50mm以下(フィンガーピッチ10x30mmの為)・最大ベルト厚み2mm以下のポリスプリントベルトが加工対象となります。
2.フィンガーパンチャーにてベルトを打ち抜き後、プリセッタ PS-3050-2Tの上で、フィンガーに打ち抜いた両端(ギザギザとしたフィンガー部)を隙間なく合わせ、クランプ金具にてベルトの位置が動かないように固定します。
※プリセッタにつきましては各ベルト幅によってそれぞれご用意が必要となります。
3.ベルトを固定した後は、加熱プレス NPS-3050H1にて下記写真の様にプリセッタ本体を挟み込み、設定温度・加熱時間を遵守して加熱プレス加工を実施します。※ベルトタイプによって設定温度・加熱温度が変わります。
4.加熱プレス終了後は加熱プレスを外して冷却プレス NPS-3050Cを下記写真の様に取り付けて冷却を行い、熱が冷めたらエンドレス作業完了となります。
TA-S6ベルトの主な使用用途
主な使用用途として、回胴式遊技機(パチンコ、スロット)の紙幣搬送(お札投入部から回収部)にて使用されているベルトタイプとなります。主にベルト同士で紙幣を挟み込み搬送されています。
従来はニッタ株式会社製のTA-09を使用していた紙幣搬送ラインもありましたが、現在はTA-S6を併用して使用されています。紙幣搬送だけでなく印刷物や郵便物などの挟み込み搬送分野における特殊仕様用途にも対応したベルトタイプとなります。
TA-S6ベルトの仕上がり寸法・出荷時の加工方法について
ベルト寸法につきましては、お客様のご希望の寸法・本数にて受注製作させて頂きます。
例)・ 20mm幅x776mmエンドレス仕上 5本 ・ 20mmx50Mカット 1巻
※エンドレス仕上とはベルトが1周繋がっている状態にて納品(出荷)させていただきます。
※カットにつきましては、お客様にてポリスプリント専用工具を使用し、エンドレス作業が必要となります。
TA-S6当社在庫
カットにつきましては、TA-S6 20mm幅x50Mカットを通常10本程度持ち合わせておりますので 最短納期にて出荷させて頂きます。
(ベルトの在庫欠品時・ベルト幅・長さが違う場合は別途納期が発生します。)
エンドレス商品につきましては、ご希望のベルト寸法にて製造メーカーで製作させていただきます。
ご注文・お見積りご希望のお客様は、下記アドレスに、お問合せ願います。
名古屋産業 問い合わせアドレス : info@nagoya.sc