4月 15 2012
ゴムベルト接着
コンベアベルトショップにて販売していますゴムベルト用接着剤サンパットECOを使用してエンドレス加工する場合の交換手順を紹介したいと思います。
エンドレス部 破損状況
上記写真のようにエンドレス部がめくれ劣化してきた為、交換いたしました。
現状使用ベルト寸法測定
ベルト上面に印をつけて、1m毎に送り計りをする事により計測ミスを防ぎます。
ベルトセット
当社にて、両端を先スキ加工いたしましたベルトを、クランプで仮止めいたします。
(ベルトが蛇行しないように、真っ直ぐにベルトをセットします。)
接着剤塗布
ジョイント成型部の埃・汚れなどを取り除いた後 サンパットECO(主剤・硬化剤)をよく混合してから塗りむらの無いようにベルトに塗布します。
接着部乾燥
この接着剤は、1回目は よく乾燥させることで接着強度をあげます。2回目の接着も1回目と同じように塗布し、きれいな指先で塗布面にさわりゴム糊がつかないか溶剤のにおいを感じなくなるまで、乾燥させてから接着します。
ローラー掛けによる圧着作業
ハンマーでの圧着作業
貼り付け後ローラー掛けやゴムハンマーなどで、たたくことによりエアー溜りや接着不良防止作業を行います。
ベルトが曲がって貼り付けられていないかチェックし蛇行調整をして完成です。以前接着剤は、一晩放置することにより接着強度が出ますということでしたが、現状メーカーカタログ値は約2時間の表記と短縮されてきました。