7月 29 2024
サンパットECO使用方法|ゴムベルト接着剤
サンパットECO(接着剤)使用方法|バンドー化学製
ゴムコンベアベルトのエンドレス用接着剤として使用可能なバンドー化学製サンパットECOの使用方法のご紹介となります。
※樹脂ベルト接着剤につきましては、サンパットCとなります。
サンパットECOについて
〇サンパットECOは、芯体の無いゴム製品・黒ゴム平ベルト・中寄ベルト・黒ゴムラフトップベルト等のゴムベルトの常温エンドレス用接着剤として使用可能な商品となります。
サンパットECOの特長
〇当接着剤は主剤のサンパットECO310・硬化剤のサンパットECO305の2液型商品の為、市販の1液型接着剤に比べ高い接着強度を得ることができます。
〇当社同様のベルトエンドレス施工業者間でも幅広く使用されており、実績を兼ね備えた商品タイプとなります。
〇当製品は、ホームセンターなどでは手に入らないコンベアベルト向け商品で大容量タイプの為、小分けにしてもご使用いただけます。
〇サンパットECOは、コンベアベルトショップ(通販サイト)にて販売しております。
〇ゴムベルトだけでなく、ゴムボートの修理・靴のソール剥がれ・ゴム製品同士の接着などに使用可能な商品タイプとなります。
サンパットECOの使用手順 ①~⑩
手順①ベルトテンション(張り)を緩める。
テンションボルトを工具(モンキーレンチ・スパナ・ラチェット等)を使い、手前と奥のボルトを均等に緩めベルトテンションの張りを弱めます。
ベルトテンションを緩めることで、スムーズなベルトの抜き取り、ベルト通しができます。
手順②コンベア本体に新品ベルトを通す。
〇交換する古いベルトをカッターナイフなどでカットしてコンベア本体から抜き、新しいコンベアベルト(両端先スキ加工済のベルト)を通す。
〇もしくはガムテープで古いベルトと新品ベルトを繋ぎ、コンベア本体にベルトを通します。
※両端先スキ部が汚れることで、ベルト接着強度に影響が出る場合がありますので、ベルトを通す際は必ず、ベルト両端先スキ部が汚れない様にテープ又は袋などで養生(保護)してください。
※ガムテープで繋ぎ通した場合は、ベルトの通し間違いは起こりにくいですが、ローラー等に製品カスが残っていれば清掃する必要があります。
手順③正しいベルトの通し方・進行方向・ベルト長さ確認。
◯ベルトの通し間違いの確認することで・ベルトの破断・部品との干渉による破損機械停止を防ぐことができます。
◯フレームやプーリに対してベルトを中心に寄せ下記写真の様に両端先スキ部の重ね合わせを確認します。
※ベルト同士が重ならない(届かない)場合は手順①に戻り、両端先スキ部が重なるようにテンションを調整します。
手順④ベルトの直線を確認し固定する。
手順③の様な板を本体フレーム上に敷き、ベルトを重ね合わせて下記写真の様に手前側、奥側を定規で直線を確認することでベルト貼り合わせ時のねじれや歪み対策ができます。直線が出ていない場合は直線が出るようにベルト本体で調整します。
(手前側)
(奥側)
上記写真の様に直線が確認できたら、板とゴムベルト本体がずれないようにシャコマン(クランプ)で4ヶ所を固定します。固定することでベルト貼り合わせ時のねじれを軽減できます。
手順⑤接着剤の準備。
サンパットECOの蓋を開けて主剤310と硬化剤305を『1缶に対して1瓶』の比率で混ぜ合わせます。
サンパットECOは2回塗布が必要となりますので、目安として2回分の接着剤が必要です。
コップの様なプラスチック容器・空き缶などの小分け容器に主剤と硬化剤を注ぎ、残った接着剤を正しく保管することで次回も使用可能となります。
(有効期限がありますのでご注意願います。)
主剤・硬化剤をしっかりと混ぜ合わせる事で接着強度が高まります。
※主剤310はマイナスドライバー等で開けますが使用後はしっかりと締めてください。
※主剤・硬化剤ともに、開口部の汚れを除去し閉栓することで硬化を防ぐことができます。
(1度硬化すると使用できなくなりますので、当社では開口部の清掃後はビニールテープを時計回りに巻き外気との接触を減らしております。)
手順⑥サンパットECOをベルト両端先スキ部分に塗ります。
ブラシで二液(主剤・硬化剤)を混ぜ合わせたら、ベルト先スキ部分に塗りムラが無いように塗ります。接着剤の塗布時にはベルト裏側に養生をする事をお勧めしております。
手順⑦1度目の接着後は乾燥させます。
投光器がある場合は投光器で温めながら乾燥させますが、無い場合は自然乾燥もしくはドライヤーにて乾燥させます。(接着面を軽く触っても手に付かないくらいまで)
手順⑧乾燥後、もう一度接着剤の塗布する。
接着面の乾燥が確認後、手順⑥と同様に2回目を塗り乾燥させます。
手順⑨乾燥させてベルト同士を貼り合わせる。
手順⑦と同様に乾燥させますが、1回目の乾燥時より少し短い時間(軽くペタペタと手に張りつく程度)乾燥させて、下記写真の様に両端先スキ部を重ね合わせます。
手順⑩工具を使って接着強度を上げる。
ベルト両端が重なった部分を上から手で抑え、ローラー・ミシンローラーで全面に圧を掛け、ハンマーでエンドレス部全体を叩き接着強度を高めます。
ベルトエンドレス後は、時間を空けて放置する事で接着強度が高まります。コンベアの試運転前に、ベルトの張り調整を均等に行った後に蛇行調整をし完成となります。
エンドレスが完成となります。
サンパットECO310のご購入について
◎コンベアベルトショップ(当社通販サイト)にてご購入可能となります。
◎接着剤セット内容につきましては、下記の二点となります。
・サンパットECO310(主剤) x1個
・サンパットECO305(硬化剤)x1個
※主剤・硬化剤のバラ売りは行っておりません。
※ブラシ・小分け容器は付属しておりませんのでご用意をお願い致します。
納期 : 通常5営業日以内に発送させていただきます。
在庫が欠品中の場合は別途、ご連絡させていただきます。
ご注文・お見積りご希望のお客様は下記メールアドレス・FAXに、お問い合せ願います。
当社メールアドレス:info@nagoya.sc
TEL :052-915-2203 FAX:052-915-2214