4月 26 2021
樹脂ベルト接着剤|サンパットC 使用方法
バンドー化学株式会社製サンパットCは 樹脂ベルトのエンドレス加工(接着)・修理補修に使用できる コンベアベルトメーカーが販売しています専用接着剤となります。
コンベアベルトショップでは 主剤容量 200g と 1kg の2種類の商品を通信販売しています。
サンパットC 使用方法については 以下の手順となります。
① サンパットCを用意します。 (主剤#1100 ・ 硬化剤#1104 ・ ブラシ)
② 計量カップなどの小分容器を用意します。用意した容器に主剤#1100(添付写真左側の缶)を使用予定量注ぎます。主剤を注ぎ終えたら、硬化剤(右側の赤い蓋のビン)を 主剤 20:硬化剤 1の割合で混合させます。混合比率は 大体で問題ありませんが、スポイト等を使用することで比率の正確性が増します。(販売商品サンパットCには 小分け容器・スポイトは付属していませんので ご了承願います。)小分け容器につきましては 空き缶・空き瓶でも代用は可能となります。
③ 主剤と硬化剤が完全に混ざり合うまで よくかき混ぜます。
④ 硬化剤投入後は必ず硬化剤のフタ部分を、添付写真のようにビニールテープなどで密閉してください。密閉が甘い場合などには硬化剤が固まり使用不可となることがあります。(硬化剤のみの販売はしておりませんので、ご注意願います)
⑤ 主剤と硬化剤が完全に混ざり合いましたら、付属ブラシを使用して両端先スキ加工されたベルトに 接着剤を塗りむらの無いように すり込むように塗布します。サンパットCにつきましては 2度塗り加工用 接着剤となります。
⑥ 1回目の塗布後20分位放置するか ドライヤーなどで接着剤を乾燥させます。溶剤のにおいを感じなくなる 又は 完全乾燥させます。(ピンクのテープはエンドレス加工部以外に接着剤が付着しないように養生しています。)
⑦ 接着剤が完全に乾燥したら 2回目の接着塗布作業を1回目同様に行います。接着剤塗布部分には 油分・水分・粉・ホコリ等 つかないよう作業時 注意が必要となります。
⑧ 接着剤の乾燥が確認ができましたら ベルトエンドレス部を重ね合わせます。2回目の乾燥は ドライヤーなどで若干温めながら乾燥させます。(半渇き状態ですと繋ぎ部分がずれる可能性がある為 乾いてから接着作業へ移って頂いた方がベストです。又 温めながら乾燥させた方が接着加工がし易いです。)
ベルト重ね合わせのコツとしては ベルト側面の2か所(手前・奥)にて 長尺のスケールを押し当てベルト接着部とベルト全体の真っすぐ(手前側のベルト側面に対して 奥側のベルト側面が平行が出ているか。)を確認しながら重ね合わせます。
※平行度を確認せずにベルトの張り合わせをしてしまうとベルト蛇行の原因になります。
⑨ エンドレス部貼り合せ完了後 ベルト接着部を流れ方向や手前から奥方向に まんべんなくローラー掛け および ハンマー等で圧着を行います。
⑩ ベルト貼り合せ直後は接着剤がきちんと固まっていない為、クランプ等で固定するとベストと思います。(硬化時間が長ければ長いほど接着強度が上がるデーターが出ている接着剤となります)
以上が プレス機に挿入しない場合の冷間エンドレス作業方法となります。(プレス加硫をせずに 冷間接着の場合は 最低半日の放置・当社お勧めは1日程度の放置となります)
作業完了後 すぐにコンベアベルトを稼働させたい場合は、ハバジット日本製プレス機 PT100/6 もしくは PT300/6 などの平ベルト専用のプレス機を使用する事を推奨いたします。プレス加硫することにより 接着剤の硬化時間が短縮され作業完了後 すぐに使用も可能となります。
サンパットCを使用してエンドレス部パッチ当て修理したブログは下記となります。
名古屋産業では ご希望商品型番・幅・一周の長さ・本数 ご指示いただきましたら 接着剤を塗る前段階まで先スキ加工させて頂きました商品(⑤掲載写真状態)の販売も可能です。お気軽に 下記アドレスよりお問い合わせ願います。
今回ご紹介させて頂きました商品は 樹脂ベルト専用接着剤ですが、ゴムコンベヤベルトのエンドレス(接着)・補修に使用可能な サンパットECO もコンベアベルトショップでは販売しております。
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